ワンピースは、
着るのがかんたん！

コーディネートしなくていいから、
サッと着られます。
コサージュやストールなどを合わせるだけで
おしゃれにきまります。

ワンピースは、
作るのもかんたん！

この本では、
2種類の基本パターンをもとに
作りました。

一つは、前身頃に胸ダーツがあるタイプ、
もう一つは、身頃がゆったりしたタイプ。

どちらも、ふだん着から
おでかけ着になるようにデザインしました。

そして・・・、残り布で小物も作りました。
どれもかんたんに作れます。
バッグは、プレゼント用の
ラッピングにしてもいいと思います。

お気に入りの布でいろいろ作って、
毎日楽しんでください。

月居良子先生
「はじめに」より

この本は、
2種類のベースとなる型紙から
21点ものワンピースが作れます。

一つは、
前身頃に胸ダーツがあるAタイプ。

袖つけはセットイン・スリーブ (※1)。
体にやさしくフィットする
女性らしいシルエットで、
きちんとした印象になるのが特徴です。

(※1) セットイン・スリーブとは、
正常の袖ぐりの位置に袖がついた普通袖のこと。
袖山が高く、細身でフィットしている。

もう一つは、
身頃がゆったりしているBタイプ。

ドロップショルダー (※2)で、
脱ぎ着がらくでカジュアルな印象になるのが特徴です。

(※2) ドロップショルダーとは、
袖つけ線がアームホールより腕側に落ちていて、
袖や間は低く、全体的にゆったりとしている。

Aタイプからは10種類、
Bタイプからは11種類。

衿ぐりをギャザーで寄せたり、
袖をフリルにしたり、
ウエストや裾で別布に切り替えたり。

たった二つのシンプルな型紙から
まったく別のワンピースが
21着も作れるのです。

使う生地も、
リバティプリントやコットンリネン、
リネンウールなど、素材・柄を替えれば
さらにバリエーションが広がり、
春・夏・秋・冬と、
1年中着られます。

ワンピースを作ったあまり布で作る
小物も全作品分、21点載せています。

細長い残りの布でできる
バゲットケース、

おそろいで持ちたい
ミニトート、

ワンピースのアクセントにぴったりな
リボンのブローチ、

大・中・小のポーチ３個セット、
細長い布をくるくる巻いて作るコサージュ、

切りっぱなしがかわいい
レジ袋バッグ。

今日作って明日には使える
かんたんな物ばかり
集めました。

ソーイングがはじめて
という人でも大丈夫です。

服作りが楽しくできて、
きれいに仕上がる基本テクニックを
カラー写真つきでわかりやすく
アドバイスします。

月居先生によると、
洋服づくりのコツは
とにかくすぐに完成させて、
着る喜びを味わうこと！

この本は、
全点実物大の型紙つきで、
ごくシンプルなワンピースから
始められます。

少しずつ、
アレンジパターンに
チャレンジしていくことで、
自然とソーイングのテクニックを
マスターしていけるのも
うれしいですね。